企業も女性の優秀さに気付くはず

転勤の多さもワークライフバランスの実現を阻み、女性が活躍しにくい状況をつくっている。
他国でも多国籍企業などは同じ問題を抱えている。
ただ日本と違うのは、転勤をしなくてもキャリア形成ができないかと企業が模索していることだ。
転勤で身につくスキルは何なのかをよく考え、転勤の代わりに出張などで補うように工夫を始めている」
米国で女性活躍が進んだ背景は何か。
1つは産業構造の変化。
製造業が活力を失う一方でサービス産業が隆盛した。
その結果、女性が活躍できる職域が広がった。
それに片働きよりも共働きの方が世帯収入が多い。
生活の質を高めるためにも共働きが当たり前になった。
企業側の意識も変わった。
人口の半分は女性なのだから女性を生かさなくてはいけないと考えるようになった。
ただ男女が均等に活躍できる環境は米国でもまだ実現していない。
働く女性が増えたとはいえ、昇進・昇格につながるような大きなチャンスは今も男性に与えられがち。
有力企業の女性CEOはごく僅か。
もっと変わっていかなくてはいけない。
日本も、米国をはじめとするほかの先進諸国のように女性の力を引き出せる社会に変われるのか。
安倍晋三首相は女性活躍推進を経済成長戦略に据えた。
これはほかの先進諸国にもないこと。

日本政府の本気度は海外にいても感じる。
日本の労働力人口はこのままだと今後50年で40%以上も減る。
男性と比べて就業率が低く、力を存分に発揮できていない女性に頼らざるを得ない。
その危機感を政府も社会も共有しているのだろう。
カタリストは昨年日本に事務所を立ち上げた。
過去50年の経験と蓄積を生かし、何か手伝いができると思ったからだ。
この1年で会員企業は約40社に増えた。
企業トップも女性活躍推進の重要性に目を向けている証しだと思う。
8月下旬に女性活躍推進法が成立した。
これも変化を後押しするだろう。

最初は嫌々かもしれないが、実際に女性活躍に取り組んでみれば企業も女性の優秀さに気付くはず。
そうなれば女性を登用しようという風潮は瞬く間に広がるだろう。
では、Information……今日は「手汗・止める方法」に関する情報を紹介します。
手汗止める方法
手汗専用パウダーのファリネは、スキンケア大学において『汗』のコーナーを受け持った『品川スキンクリニック』の橋爪先生が監修をなさった、信頼のおける手汗専用の制汗剤です。
時々、ワキ用の制汗剤を手に使って、「効果がない」っておっしゃる方がいらっしゃいますが、それは当然ですね。
汗は汗腺から出てきますが、ワキと手の汗腺は違っているんです。
ワキの多くの汗腺はエクリン。
一方、手のほうはアポクリン汗腺で、全然違うんです。